飲食店に入ったとき、ホールよりも厨房の床が一段高くなっている光景を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
あの高さの違いは単なるデザインや見た目の調整ではなく、床下に太い排水配管を通すための重要な空間づくり。
ラーメン店や居酒屋などの飲食店では、毎日大量の水や油、洗剤を流すことになります。
使われる配管の太さは直径75ミリから100ミリほどになり、一般住宅の配管と比べてもかなりの太さ。
水やゴミを滞りなく流すためには、1メートルあたり2センチほどの傾斜をつける必要があります。
この勾配をしっかり確保するために、コンクリートの床の上に木や軽量鉄骨で骨組みを組み、床全体を15センチから20センチほど持ち上げる大工工事を実施。
もしこの傾斜が足りないと、油脂や食材のクズが管の中に溜まり、営業中の悪臭や最悪の場合は排水の逆流といった大トラブルに発展します。
オープンした後に床を壊して直すとなると、数百万円単位の補修費用と営業停止の損害が発生してしまうことも。
水回りのレイアウトを変更する際は、既存の配管位置から厨房までの距離を正確に測り、必要なかさ上げの高さをミリ単位の狂いもなく計算して施工を進めます。
目に見えない床下の工事こそが、お店の長年の営業を足元から支える重要な土台。
排水計画から床の補強まで、現場の知識と技術を持った職人が確実に施工を行います。
店舗内装の設計や水回りの移動で気になる点があれば、弊社にお気軽にお声がけください。